〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

三谷幸喜インタビュー「ろくでなし啄木」


[シロヤマブキ]


マルチな才能「全開」

  舞台、ドラマ、映画、小説一挙7作品「生誕50周年大感謝祭」 

  • マルチな才能を発揮する三谷幸喜
  • 第1弾は、東京・西池袋の東京芸術劇場で上演中の舞台「ろくでなし啄木」。
  • 3部構成の最初が吹石演じるトミの目線から、2場はテツの目線から描いた。「3場目で初めて啄木自身の目線から同じ時間軸を描くんですけど、けいこしてみると竜也さんの語りの説得力に強さを感じたので、3場は書き直しました」
  • 啄木には病弱な文学青年のイメージがある一方、金や女性にだらしない側面があったとも言われる。「啄木をやりたいと思ったのは、イメージとのギャップがあると知ったから。竜也さんも少年のような瞬間があったかと思えば、男の成熟した香りをたまに漂わせたりとか、いろんな面を演じることのできる俳優さんだなと感じたので、役者の資質と啄木というテーマが結びついたんです」。

(2011-01-08 産経ニュース)