〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『啄木と郁雨』が出版  新潟日報



『啄木と郁雨 友の恋歌矢ぐるまの花』出版

  • 本誌(新潟日報)に56回にわたって連載された『啄木と郁雨 友の恋歌矢ぐるまの花』が、このほど出版された。
  • わずか26歳で世を去った啄木だが、著者は『よく生きた』人と見る。
  • 「啄木の友」としてのみ語られがちな郁雨については、資料の乏しい中、何度も函館へ足を運んで、その素顔を探っている。啄木一家へ注がれた愛情に、才能への尊敬ばかりでなく、同じく故郷新潟を追われた自分の父母と重ねた思いを見る。

『啄木と郁雨 友の恋歌矢ぐるまの花』

  • 山下多恵子 著 未知谷 出版
  • 2010年9月発行 2,625円(本体2,500円+税)

詳しい紹介