〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木ゆかりの盛岡で全国大会「短歌甲子園」


[ゴマダラカミキリ]


短歌甲子園 下館一高文芸部V 個人戦でも頂点に

全国36校の高校が参加した「短歌甲子園」の団体戦個人戦の決勝が22日、盛岡市であり、団体戦茨城県立下館第一高校が優勝、個人戦も同校が最優秀作品に選ばれ、大会初の「2冠」を達成した。


団体戦は先鋒、中堅、大将の三番勝負。出された歌題を詠み、壇上で披露する。決勝の歌題は「宙」。

茨城県立下館第一高校

      • 「大粒の涙の中に ちっぽけな宇宙見つけた 十六の夜」山内佳織さん
      • 「よき歌を詠もうと思う 言うなれば 宇宙に踏みいる素足のような」島田瞳さん
      • 「あ、ほら、いま 宇宙が少しうごいたと 運河のようなあなたの吐息」増淵絵理さん


個人戦「風」「追う」の二つの歌題。

茨城県立下館第一高校

      • 「春風が 楽しみなさいと 言うのです 悲しみさえも そのままにして」増渕絵理さん

(2010-08-22・23 朝日新聞毎日新聞、読売新聞、産経ニュース、日刊スポーツ、ほか)