[会場の明治大学キャンパス]
国際啄木学会「2010年度 春のセミナー」レポ
- 記念特別講演
- 遊座昭吾氏 「林中」から「一握の砂」
目をあげ、蒼空を見なさい! と啄木は言う。
年若き旅人よ、何故にさはうつむきて辿り給ふや。目をあげ給へ、常に高きを見給へ。かの蒼空にまして大いなるもの、何処にあるべしや。如何に深き淵も、かの光の海の深きにまさらず、如何に高き穹窿もかの天堂の高きに及ばじ。日は恒に彼処にあり。
(石川啄木「一握の砂」)「盛岡中学校校友会雑誌」第十号
つづきはこちら→レポート「2010春のセミナー」