〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木の交友録(11-13)「街もりおか」

【「啄木の交友録」コピーと5月号表紙(左下に写っているのは盛岡中で啄木を教えた冨田小一郎先生)】


 月刊誌「街もりおか」
啄木の交友録【盛岡篇】執筆 森 義真 氏
  2010年3月号(No.507)〜5月号(No.509)

11. 瀬川 深(2010-03)
盛岡中で啄木の1年後輩。文学での活動が盛んで、啄木を中心とした短歌会にも加わり、岩手日報や校友会雑誌などに短歌を発表している。その後も、全国的な文芸雑誌上で互いに友情交換をしている。

12. 細越 夏村(2010-04)
盛岡中で啄木の2年先輩。啄木が盛岡中を中退し上京したとき、最初に向かったのが夏村の下宿だった。啄木を新詩社の集まりに連れて行ったのも彼だった。

13. 堀田 秀子(2010-05)
啄木の渋民尋常高等小学校代用教員時代の同僚。約7ヵ月の付き合いだったが、啄木はしきりに秀子の下宿を訪ねて話し込んでいた。
 かの家のかの窓にこそ/春の夜を/秀子とともに蛙聴きけれ
    『一握の砂』

      • タウン誌「街もりおか」に連載中