【アブラナ】
特集ワイド
刊行100年「一握の砂」時代超え、心にしみる啄木の歌
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- バレンタインデーにバーのマダムからチョコレートをもらった。むろん義理で。手紙には「一握の砂」が刊行100年になるとあった。そして啄木の歌が添えられていた。
はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る
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- 「啄木は20代で亡くなったでしょ。尾崎豊さんと同じ年くらい。短歌って若さが輝くジャンル」
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一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと
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- 「この歌、すごく人気あるんです。啄木に興味のない若者でも、これ何だって反応する。いまどきの若者の心情と重なるんですね」
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- 石川くんへ
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一握の砂は百年落ち続け 敵も味方も 全員死んで
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- 「こんな短歌を詠んでみました。いろんなことがあるけど、100年たてば、みんな死んじゃうんだから。そう思えば、生きられるでしょ」
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(2010-03-03 毎日新聞>エンターテインメント>芸術・文化)