【はなびらの川】
石川啄木「父子の歌碑建立を」父・一禎終焉の地、JR高知駅前に
- 石川啄木の父一禎の「終焉の地」を示す標柱などがJR高知駅前から撤去されたままになっており、歌人らが7日、JR四国の倉庫(高知市栄田町)に保管された標柱を見学した。
- 関係者らは「新たに石製の歌碑を駅前に建てたい」として、発起人集めを始めた。一禎の標柱は、1992年に当時の県歌人協会が寄付を集め、最期の地に近い駅前に建てた。「石川一禎終焉の地 この地から東北約百米」と墨書されていたが、駅の再開発に伴い数年前に撤去された。
- 再開発の完了を前に「撤去されたままでは残念。せっかく高知に縁があったのだから、啄木父子の歌碑を建てたい」との声が歌人らから上がった。
- 歌人仲間は駅前に啄木父子の歌碑を建て、最期の地への道案内にしたい考え。
- まずは高知市に建立場所の提供を求める陳情書を提出する考えで、7日、素案を決定した。