2008-03-07 「歌う記者 石川啄木」朝日新聞連載-12 啄木 広場 【小樽駅前の啄木歌碑】 子を負ひて 雪の吹き入る停車場に われ見送りし妻の眉かな 石川啄木 連載-12 「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」 1908年(明治41)、石川啄木は釧路新聞に編集長格で雇われ、1月19日、小樽から列車で釧路へ向かった。 「子を負ひて」の歌は、小樽に残されることになった妻の節子が長女・京子を背負って見送りに来た情景である。 (2008-02-23 朝日新聞夕刊)