〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

嫌なら辞めろ!「プラダを着た悪魔」

プラダを着た悪魔」「The Devil Wears Prada

ベストセラー小説の映画化。
思わぬことから一流ファッション誌の編集長アシスタントになったヒロイン。上司の悪魔のような命令に振り回され、恋も友も失いそうになり、『これでいいの?』と悩む。

印象的なシーンは、ヒロインが「どんなに仕事をやっても編集長は認めてくれない」とディレクターに訴えるところ。ディレクテーを演じたスタンリー・トゥッチが「君はやってない。それは愚痴というものだ。嫌なら辞めろ」とあの顔で言う。・・・・シビレタ。
おしゃれに興味のなかったときのアン・ハサウェイが「ステキ!」と思ってしまうのは異常だろうか。

第一線で働くことの厳しさをきちんと描き、示唆の多いしかも楽しめる映画だった。