〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

ドラム缶に啄木の本を詰めた元画学生の作品が「無言館」に

  • 日本が戦争へと突き進んでいく1930年代。絵を愛した画学生が、自宅近くの自然を描いた作品が長野県上田市の「無言館」(戦没画学生の慰霊美術館)に寄託された。深谷市出身の吉岡辰雄さん(享年29歳)。
  • 「家に書棚がなく、ドラム缶に石川啄木の本などを詰め込んでいた勤勉家の兄だった…」と妹さんが語った。
  • 来秋、第2分館がオープン予定。吉岡さんの作品は第2分館に展示される。

2006-10-19 WEB The Saitama Shimbun)