〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

『啄木の父 一禎と野辺地町』青森からの発信

『啄木の父 一禎と野辺地町』を読む -「啄木の息」管理者

第一章 宝徳寺罷免   (苦悩の一禎 宗費未納金 …)
第二章 一禎の生い立ち (出生の謎 啄木の誕生 一禎の家出 …)
第三章 啄木の放浪生活 (函館の生活 札幌 小樽 …)
第四章 一禎と野辺地町 (一禎と野辺地学生会 啄木への手紙 …)
第五章 一禎とその時代 (著書の中の一禎 戦前の啄木会 …)
 発行所連絡先 青森県文芸協会出版部
  〒037-0004 青森県五所川原市唐笠柳藤巻467
  電話 0173-35-5323  FAX 0173-35-8414

一禎の出生にはいくつかの説があり、謎があると書かれている。
掲載された年譜でみると、3歳10カ月のとき大泉院という寺にあずけられ、8歳で得度する。
一方、息子・啄木は、両親姉妹に囲まれて豊かに育つ。この本を読んでいると、啄木を溺愛し、やんちゃに育てたであろう父・一禎の気持ちがみえてくるような気がする。
      高知「啄木の父石川一禎 終焉の地」の標柱
    [高知「啄木の父石川一禎 終焉の地」の標柱]
1992年建立され、2000年暮れごろ高知駅前整備事業のため撤去された。
「文学散歩・一禎 終焉の地」はこちら→「高知県・高知市」