〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

ダンスが夢をかなえる「フラガール」

フラガール

昭和40年の常磐炭鉱。大幅な人員削減をして、テーマパーク「常磐ハワイアンセンター」を作ることになった。ダンスの先生を呼び,素人が必死にフラダンスを習う。

“大爆笑”のストーリーかと思っていたら大間違い。極めて真面目で泣けてしまう。
「ダンスの振り全てに意味がある。これは“波”、これは“心”、これは“あなたを愛しています” 手話と同じよ」と振りをつけながら踊る先生。この人は実在していて、70歳になった今もこの映画の舞台「常磐ハワイアンセンター」で教えているという。


フラを習っている友人の言葉を思い出した。
「フラは神に捧げるダンスだからね。心を鎮め統一し神に感謝して終わるの」
素直に“ありがとう”といえる映画。