2007-02-26から1日間の記事一覧
「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る」。石川啄木がそう詠んだのは明治43年(1910)夏、24歳だった。 「個人的な事情はあったにせよ、時代や社会の貧しさを詠み込んだからこそあれほどの共感を呼んだ。いま、この歌が盛んに引用さ…
「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る」。石川啄木がそう詠んだのは明治43年(1910)夏、24歳だった。 「個人的な事情はあったにせよ、時代や社会の貧しさを詠み込んだからこそあれほどの共感を呼んだ。いま、この歌が盛んに引用さ…