番組では啄木の生涯をていねいに紹介。啄木が苦渋と自嘲の末にたどりついたのが短歌だったと、その人生を追う。
手紙は、明治43年(1910年)10月10日付。『一握の砂』出版元「東雲堂書店」宛。
10月4日に啄木の長男が誕生したばかりの頃。
「もし本物であれば、300万円以上」という鑑定士の言葉。
以下は結果です。ご覧になりたくない場合はここまで。
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田中大氏の鑑定 (「思文閣」代表取締役)
残念。偽作。
筆跡が違う。啄木はこういった古風な文字ではなく、現代の我々の字に近い。
岡山儀七宛書簡(石川啄木記念館蔵)の最後の部分の文章が全く同じ。書き写して、宛名を「岡山」から「東雲堂」に入れ替えたという偽作。
啄木は負のイメージもあるが、やはり才能あふれた大歌人だった。
いつか、啄木関係のものが新しく発見されないかと待っています。