「啄木が恋した林檎」が最優秀賞を受賞

岩手県立大の学生が、盛岡の特産品を世界にＰＲする商品を考案し、販売へ向けて最終審査会が開かれました。
県立大学の学生たちは「盛岡りんご」の認知度を高めようと製菓会社の協力のもと商品開発やＰＲの企画に取り組んできました。２６日は１１８人・２９チームのうち、一次審査を通過した６チームによる最終審査会が開かれました。審査では商品企画力やプロモーション戦略の有効性などが評価され、学生たちはチームごとに工夫しながら発表していました。審査の結果「啄木が恋した林檎」が最優秀賞を受賞しました。
観光客などをターゲットに、お酒と一緒に食べられる岩手の雑穀を使用したクラッカーとりんごを使った２種類のソースがセットになっています。商品名は、県出身の歌人石川啄木が恋をしたリンゴ農家の女性を思って詠んだ歌～石狩の都の外の君が家林檎の花の散りてやあらむ～が由来です。「啄木が恋した林檎」は今後商品化へ向けた準備が進められます。