〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「啄木コンサート」聴衆も歌声を重ね 啄木に思いをはせる


[平井良子さんのピアノ伴奏で歌う森田純司さん (撮影:山田武秋氏)]


啄木の思い 歌に込めて 盛岡・渋民でコンサート

  • 石川啄木生誕130年を記念した「啄木コンサート」は20日盛岡市姫神ホールで開かれた。雫石町出身のソプラノ田中美沙季さんと盛岡市在住のテノール森田純司さんが、啄木が短歌に込めた思いを歌で表現した。
  • 第1部は田中さんが、作曲家8人による啄木の歌を披露。第2部は森田さんが、越谷達之助作曲の歌8曲を熱唱。第3部では、田中さんと森田さんが啄木と親交が深かった与謝野晶子若山牧水の歌を歌った。古賀政男「春まだ浅く」、新井満「ふるさとの山に向ひて」は、会場の聴衆も歌声を重ね、啄木に思いをはせた。

(2016-11-22 岩手日報