〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

落語家が語る「啄木の人生のうた」広島 7/1

◎コミュニティ・アカデミー上幟(かみのぼり)
 社会人落語家が語るユーモアのある人生論
  2016年度 春期講座「啄木の人生のうた」

私の伯父は国文学者で、「青虹」というアララギ派の全国的な和歌の結社をつくっていました。また、母は万葉集の研究者で、女子大で講義をしていました。このような家族の影響で、小さいときから和歌に親しんで成長しました。
岩手県立大学に在職したとき、近くに石川啄木の生家や、歌に詠まれた風景があり、啄木の歌で「盛岡の歌ごよみ」を編集したことがあります。啄木の晩年は、貧困と病気とにさいなまされましたが、人生を詠った優れた歌がたくさんあります。
私たちはなぜ啄木の歌に惹れるのか、その魅力と人生の哀歓を歌を通してみていきたいと思います。