〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

また 盛岡城跡から岩手山が見える 「不来方の お城の草に…」


[河津桜 (花びらが散って)]


盛岡城跡から岩手山、啄木も愛した眺め40年ぶり復活

  • 盛岡出身の夭折の歌人石川啄木(1886〜1912年)が少年時代に愛した盛岡城跡の二の丸跡から望む岩手山(2038メートル)の眺望の一部がほぼ40年ぶりに復活し、市民の目を楽しませている。これまで二の丸跡からは地上 7 階建ての岩手教育会館が立ち塞がり、岩手山が見えなかった。今回、老朽化に伴い建物が解体されて視界が開けた。
  • 啄木は盛岡城跡に程近い盛岡中に学び、授業を抜け出して二の丸跡の草むらに寝そべって岩手山を眺めていたといい、「不来方(こずかた)(現在の盛岡市)の お城の草に 寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」という句もある。新しい教育会館は高さ約19メートルの 4 階建てビルに生まれ変わる。

(2016-04-08 産経ニュース)

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