[ジャノメエリカ]
第10回 与謝野寛・晶子を偲ぶ会
与謝野晶子が愛した源氏物語〜生涯3度も試みた現代語訳
少女時代から読書好きだった晶子は、父の所蔵する古典文学を愛し、とくに「源氏物語」は何度も通読しました。「源氏物語」への愛は、与謝野寛(鉄幹)との結婚後も薄れることはなく、むしろ人生の困難を味わうほどに読みを深めたのではないかと想像されます。
晶子は生涯に3度、「源氏物語」の現代語訳を試みました。最初は明治末に抄訳で。次は大正12年、完成に近づいていた原稿が関東大震災で焼失。そして最後の挑戦は夫の死後、昭和14年に『新新訳源氏物語』として完成するのです。
「与謝野寛・晶子を偲ぶ会」は今春で10回目。それを記念して、第1部では「源氏物語」の翻訳をめぐるドラマを豊富な画像を交えてお話いただき、第2部では3人の女性歌人が晶子源氏について存分に語り合います。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
- 日時 2016年3月27日(日)開場:午後1時 開始:1時30分 終了:4時30分
- 会場 武蔵野商工会議所・市民会議室
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
武蔵野市立武蔵野商工会館4階
交通:JR中央線吉祥寺駅下車・北口徒歩5分
井の頭線吉祥寺駅下車・北口徒歩5分
- プログラム
- 総合司会 長谷川と茂古
第1部
講演「晶子が愛した源氏物語−その翻訳をめぐるドラマ」
神野藤昭夫(跡見学園女子大学名誉教授)
第2部
鼎談「女性歌人がひもとく晶子源氏と歌」大沢優子・古谷円・米川千嘉子
司会 松平盟子
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