2014-02-28 「ゆゑもなく海が見たくて海に来ぬ…」啄木 啄木 広場 [ひな祭り] 中日新聞【記者コラム:越中春秋】 海の色 「ゆゑもなく海が見たくて/海に来(き)ぬ/こころ傷(いた)みてたへがたき日に」(石川啄木)。故郷を離れ、貧しい生活に追われた啄木には及ばなくても、海を見て心を休めたい気持ちは多くの人に共通すると思う。 春の富山湾は穏やかだ。朝の日に照らされ、ガラスのかけらをちりばめたように光る。(西山輝一) (2014-02-28 中日新聞)