「六月灯」を日本の祭りに 鹿児島県観光サイト
〜郷愁の思いがつのる伝統行事に触れる機会を〜
- 通勤の途中に見かける団地の庭先に植えられた朝顔が、一雨ごとに上に伸びていく姿が見え、花が咲くのも間近であることを感じます。七月に入り八坂神社を皮切りに県内各地の神社、お寺では「六月灯」が始まります。
- 「六月灯」の始まりは、江戸時代2代藩主島津光久候が上山寺新照院の観音堂を造り仏像を安置した折、供養のために旧暦6月18日に沿道に灯籠を掲げ、道の明かりにしたのが始まりといわれ、鹿児島の夏の風物詩となっています。
- ふるさとを離れた人々にとって「六月灯」は、郷愁を感じさせる場所であり、また子どものころを懐かしむ時間でもあります。今年も多くの場所で「ふるさとのかおり」を求めて出かける人が多いのではないでしょうか。
ふるさとの 訛りなつかし 停車場の
人ごみの中に そを聴きにゆく
〜石川啄木〜
はなび花火 そこに光を 見る人と
闇を見る人いて 並びおり
〜俵 万智〜
(鹿児島県観光プロデューサー 奈良迫英光)
(2013-07-01 鹿児島県観光サイト)