〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木新婚の家の住所は「帷子(かたびら)小路」から… 岩手日報


[ソバ]


風土計

  • 盛岡市を舞台にした石川啄木の小説「葬列」は明治時代の城下町の様子を伝えてくれる。文中の町名・地名で記憶にあるのは15カ所だが、肴町など5カ所を除き今は姿を消した
  • 藩制時代の町名が初めて変更されたのは1968年7月1日。菜園と河南地区の42町が27町に再編されて、大通、中ノ橋通、南大通が誕生し、命名の由来を伝える「呉服町」や「馬町」などは吸収された
  • その後の改編で、啄木の歩いた「大工町、花屋町、四ツ家町」は本町通に。「三戸町」は本町通と中央通に分割された。ちなみに啄木新婚の家の住所は「帷子(かたびら)小路」から中央通3丁目になった

(2013-07-01 岩手日報>風土計)