〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

文芸誌から迫る啄木の軌跡 盛岡てがみ館で企画展

  • 石川啄木没後100年記念企画展「『明星』から『スバル』へ〜啄木の軌跡〜」は、盛岡市の盛岡てがみ館で開かれている。啄木が活躍した二つの文芸雑誌を通して交友のあった文学者らの原稿や書簡から、啄木の姿を浮かび上がらせている。
  • 啄木を弟のようにかわいがった与謝野晶子の回想や、同じ下宿で生活した金田一京助が啄木の遺品を回想する「錐(きり)と瓶」の原稿なども啄木の人柄を伝え、興味深い。

(2012-06-28 岩手日報