〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

公演「泣き虫なまいき石川啄木」 10/7-10/30


[オカトラノオ]


「泣き虫なまいき石川啄木
○公演スケジュール


○キャスト&スタッフ

稲垣吾郎……石川 一(はじめ) (啄木)
貫地谷しほり……節子(妻)
渡辺えり……カツ(母)/片山カノ
西尾まり……光子(妹)/マッキントッシュ
鈴木浩介……金田一京助/金本
段田安則……一禎(父)/カルバン博士/演出


作  ・・・・井上ひさし
演出 ・・・・段田安則

  • 残された写真の大人しげな表情の所為なのか、はたまた、貧乏のどん底で不遇のまま早世した史実からなのか、石川啄木の名前には、「薄幸」という形容詞が実に良く似合う。
  • 彼が残した歌の哀しくも優しい響きは、没後100年が経とうとしている現在に至るまで、私たち日本人の心に寄り添い、支え続けてきたと言っても過言ではない。
  • 実際は、彼の歌を愛する側の妄想が一人歩きしたもので、その行状は、本人が残した日記に、実に克明に彼の"ダメさ加減"が記されている。
  • そんな啄木の日記を、「現代最高の戯作者・井上ひさし」がじっくりと読み解き、なぜか日記が欠落しているとしか思えない謎の期間への考察も込めて、虚実皮膜の評伝劇に仕上げたのが、1986年初演の本作『泣き虫なまいき石川啄木』なのだ。

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