〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木祭、新井満さん講演も 6/4

  • 2011啄木祭は4日、盛岡市玉山区渋民の文化会館姫神ホールで開かれる。石川啄木百回忌の今年は、東日本大震災を受け「悲しみこそとはのちから」がテーマ。芥川賞作家の新井満さんの講演、石川啄木記念館の山本玲子学芸員との対談を通じ、苦難からの再生のヒントを天才歌人の人生と歌から読み解く。
  • 啄木は函館日日新聞の記者だった年、函館大火に遭うなど災害と無縁ではなかった。日記では大火を「根本的の革命」と記し、復興への高揚をうかがわせる。歌集「一握の砂」にも災害の影響と思われる表現が見られるという。
  • 百回忌の今年は、啄木の孫嫁の石川好子さんとひ孫の真一さんが東京都から訪れ、あいさつする。

(2011-06-03 岩手日報
 
 

啄木祭

  • 2011年6月4日(土)13:00開場 13:30開演
  • 盛岡市渋民文化会館 姫神ホール
  • 講演と朗読と歌唱 新井満氏 演題「地震津波の青春時代」
  • 対談 新井満氏 × 山本玲子 テーマ「啄木と災害〜その時、啄木は〜」