【五月の風に こいのぼり】
「渋川玄耳」次代への名言
「とー様は千年も万年も死なないのだ、太郎は早く大きく為つて戦に出られる様に勉強せい」(渋川玄耳(げんじ)『従軍三年』)
- 渋川玄耳またの名を藪野椋十((やぶのむくじゅう)という。
- 『従軍三年』は法務局理事として日露戦争に従軍していた日々をつづったエッセー集。冒頭は、3歳の妹が「父さまが鬼にくわれた」という夢を見た、と不安げに手紙でしらせてきた長男に「心配するな」と笑いとばす返事を書くようすを記した「陣屋の二十四時」にある。
(2009-04-28 産経ニュース>文化>学術)