〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「ローマ字日記」作品化への方法意識・江戸時代艶本との関わり


【『石川啄木 その散文と思想』表紙】

石川啄木 その散文と思想』池田 功 著 
   世界思想社 2008年

  • はじめに
    • 1909年(明治42)4月3日から6月16日まで、啄木はローマ字により日記を書いた。なぜローマ字で書いたのか。
    • きわめて意識的な日記であり、作品化を意図したものである。
    • 「ローマ字日記」は性的な描写が激しいことでも知られているが、実はこれも意識的な作品化への方法であったと考える。
  • 「ローマ字日記」と江戸時代艶本
    • 啄木が読んだ江戸時代の三点の艶本の存在が、「ローマ字日記」の、性の赤裸々な描写のことはもちろん、ローマ字書きの問題や、夫婦制度のことに、大きく関わっている。

つづきはこちら→ローマ字日記