〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

ライオンのしっぽは…「としょかんライオン」

ミツマタ


「としょかんライオン」

  • ミシェル・ヌードセン 著 ケビン・ホークス 絵 福本 友美子 翻訳 岩崎書店
  • 2007年 1680円

「きまりを守るなら、ライオンだって図書館に来ていいよ」という太っ腹の図書館長がいた。ライオンが館内を歩き回っても、みんなは少し恐がるくらいでそんなに違和感をもたない。毎日来ているライオンに館長は手伝いを頼む。
どんな役に立つのかとしばらく考えたが思い浮かばずに読み進めた。なんとあの立派なしっぽは棚のホコリ払い、大きな舌は手紙の封を舐めるため。そうやってみると、ライオンのしっぽはホコリ払いに最適だ。


図書館好きとしては、1館に1頭くらい欲しい。