〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「歌う記者 石川啄木」朝日新聞連載-5

【牛・湯島天神の扉】


  途中にてふと気が変り、
  つとめ先を休みて、今日も
  河岸をさまよへり。
              石川啄木


連載-5
「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 1909(明治42)年3月7日、石川啄木は「今日は入社以来初めての休み。別に休日はきまっていないが、申合わせて一週に一日の平均で休むのだ」と日記に記した。
  • 初めて勝手に欠勤したのは3月26日のこと。
  • 4月の欠勤は8日。5月は、給料前借りのため出社して、その後はほぼ全休。

(2008-01-05 朝日新聞夕刊)