〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

10年後には!!「不都合な真実」

不都合な真実」 An Inconvenient Truth

温暖化で、地球が危機に瀕している。アメリカの元副大統領、アル・ゴアは環境問題に関するスライド講演を世界中で開き、地球と人類の危機を訴えてきた。講演そのものを見せる形で製作したのが、このドキュメンタリー映画だ。

北極はこの40年間に40%縮小し、今後、消滅するといわれている。鳥インフルエンザSARSといった奇病が発生し、ハリケーンカトリーナ」のような大きな自然災害も増えた。

『「不都合な真実」とは?』の疑問にゴア氏は答えている。
「真実の中には、耳が痛いものがあります。なぜなら、本当にそれらに耳を傾け、真実として認めてしまうと、あなたは変えなければならないからです。その変えることが、かなり都合の悪い場合があります」

ゴア氏が大統領になれば、米国の“京都議定書”批准も実現するのでは……。しかし、本人は「再び立候補する予定はない」と明言している。
地球温暖化による気候変動が場合によっては「10年後」にまで早まる、という予測データも示された。

そして、私たちにできることが提案される。「これなら出来る」というものが多い。

白熱電球を電球型蛍光灯に
タイマー機能のついたサーモスタットを設置
使っていない電気製品のスイッチを切る
・・・

科学者のようなゴア氏の講演をじっくりと聴き、そして我が胸に「自分なら…」と、問いかける好いチャンスを与えてくれた。