〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「あゝ上野駅」の歌手・井沢八郎さんが亡くなる

「ふるさとの訛なつかし」上野駅

  • 「ふるさとの訛(なまり)なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく」。明治の詩人・石川啄木は、そう歌った。
  • 井沢さんの歌がちまたに流れたのは、東京五輪のあった1964年のこと。歌は大ヒットする。
  • 六十九歳。「生涯青春」の人の早い旅立ちだが、あの歌は昭和歌謡史に残る名曲だろう。

(2007_01_19 東奥日報 天地人