〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木の未開封初版本「悲しき玩具」入手

  • 袋とじの装丁で出版された石川啄木の初版本「悲しき玩具」の未開封の一冊を、函館市「土方・啄木浪漫館」の佐藤豊社長が入手した。
  • 札幌の出版社が所蔵していた啄木の初版本11冊をまとめて購入したところ、その中にあった。
  • 函館市文学館や盛岡市石川啄木記念館にもない貴重な資料で、近く同浪漫館に展示したいとしている。

「悲しき玩具」は啄木が亡くなった1912年(明治45)、初版五百部を刊行。
佐藤社長は約三百万円で落札。
(2006-12-15 The Hokkaido Shimbun Press)