〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 『啄木賢治の肖像』岩手が生んだ文学者2人の魅力


[サクラ]


『啄木賢治の肖像』

  • 阿部友衣子、志田澄子著 岩手日報社
  • 972円(税込)新書判312ページ
  • 2018年4月発行


石川啄木の生誕130年、宮沢賢治の生誕120年を記念して、岩手日報紙面で2016年1月から計30回にわたり連載した特集を書籍化。
18の共通テーマと識者への取材を基に、岩手が生んだ文学者2人の魅力をあらためて探る。持ち運びやすい新書サイズ。盛岡市花巻市の散策マップやカラー資料、比較年表も特別収録した。

 ◎ 4月13日岩手県内先行発売 予約受付中 


目次
啄木・賢治散策MAP
啄木・賢治資料館
第1章 誕生〜幼少期
第2章 少年・青春時代
第3章 少年・青春時代
第4章 識者に聞く
第5章 友
第6章 友
第7章 恩師
第8章 両親
第9章 きょうだい
第10章 女性
第11章 女性
第12章 識者に聞く
第13章 山
第14章 川
第15章 識者に聞く
第16章 仕事
第17章 仕事
第18章 音楽
第19章 お金
第20章 東京
第21章 東京
第22章 識者に聞く
第23章 手紙と日記
第24章 手紙と日記
第25章 時代
第26章 時代
第27章 宗教
第28章 病と死
第29章 没後の評価
第30章 識者に聞く
啄木・賢治年表
あとがき


記事



『孤高の歌人 土岐善麿』啄木等と一つの時代をつくった

『明治・大正・昭和を生き抜いた孤高の歌人 土岐善麿


ともかく土岐善麿という人物の存在はほとんどと言っていいほど知られていない。とは言っても石川啄木をはじめとして斎藤茂吉とか若山牧水北原白秋と言った名は誰もが聞いたことはあろう。土岐善麿という人物はそれらの人々の時代に生き、そして彼等と一つの時代をつくり上げた人間の一人なのである。
著者渾身の書き下ろし!!


目次
序論 忘れられた歌人
I 章「啄木と善麿」再懐
II 章 新聞記者時代
III 章 時局の狭間で
IV 章 敗戦から戦後へ
V 章「清忙」の日々
終章 旅路の果て
暗愚小伝――「あとがき」に代えて
関連年表・参考文献


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