〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木をテーマにした菓子 国際啄木学会・釧路大会のお土産に 9/7~9/8


[サクラ]


「啄木愛菓」に舌鼓  釧路

  • 釧路観光協会は22日釧路市観光国際交流センターで、石川啄木をテーマに釧路菓子商組合の加盟各店が考案したオリジナル商品「啄木愛菓」の試食展示会を開いた。
  • 「啄木愛菓」は、今年9月に市内で開催される国際啄木学会の第24回大会に向け、釧路ならではの啄木をテーマにした菓子をお土産にと、小松正明釧路市副市長が釧路菓子商組合に相談し実現。
  • この日の試食会には、ホワイトチョコとポン菓子を使ったパティスリーコルネの「たくぼっくり」、ラズベリーとチョコレートを使ったノエルの「ローズリップ」など、各店が啄木の詩からイメージした力作13商品が並んだ。
  • 試食会に参加した釧路啄木会の北畠立朴会長は「今回だけでなく末永く啄木愛菓が続いてもらえば」と期待を込めていた。同商品は4月1日から各店で販売を開始する。

(2013-03-23 北海道ニュースリンク>釧路新聞
 
 
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国際啄木学会「釧路大会」

  • 2013年9月7日(土)〜8日(日)
  • 会場 釧路市生涯学習センター・釧路キャッスルホテル

・9月7日(土)ミニ講演、記念講演会、懇親会
・9月8日(日)短歌大会表彰式、研究発表、文学散歩

  ◇ 詳細プログラムは後日。

 

短歌月評:規範の再確認=大辻隆弘

  • 近代短歌の選歌集が二冊、新書として発行された。
  • 永田和宏著『近代秀歌』(岩波新書)と、岡井隆・馬場あき子・永田和宏穂村弘選『新・百人一首』(文春新書)である。
  • 二冊に共通するのは、明治以降に作られた短歌の規範を確認しようとする明確な意志である。「あなたが日本人なら、せめてこれくらいの歌は知っておいて欲しいというぎりぎりの一〇〇首」という永田の言葉には、この二冊に共通する編集理念が明確に現れている。

  ・ゆふされば大根の葉にふる時雨いたく寂しく降りにけるかも 斎藤茂吉
  ・君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと雪よ林檎(りんご)の香のごとくふれ 北原白秋
  ・やはらかに柳あをめる/北上の岸辺目に見ゆ/泣けとごとくに 石川啄木

  • 二冊に共通して選ばれたこれらの歌は、いやしくも短歌に携わる者なら、誰もが知っておかねばならない遺産であろう。

(2013-03-25 毎日新聞>東京朝刊)
 

先人の言葉から道徳学ぼう 独自の教材作製 公立小向けに都教委が初

  • 教育委員会は、小学生向けの独自の道徳教材を作った。2013年度から、都内の全公立小学校約千三百校で使う。
  • 低学年用では十八人の言葉を紹介。やなせたかし氏の歌詞「手のひらを太陽に」や、石川啄木の短歌「ふるさとの山に向(むか)いて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」なども取り上げた。

(2013-03-22 東京新聞