〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「俺は昨夜火星に行って来た」- 石川啄木 - 天声人語

  • 赤い星の地表に、白っぽい線が幾重にも重なって見える画像が届いた。米航空宇宙局の火星探査機マーズ・リコネッサンスが撮影したもので、峡谷にある層状の地形の亀裂に沿って、白っぽい帯状のところが見える。
  • 「何か面白い事はないか?」「俺は昨夜火星に行って来た」。石川啄木のユーモラスな短編「火星の芝居」の一節だ。
  • 夢の中で行って、芝居を見てきたと言う。「火星の人間は、一体僕等より足が小さくて胸が高くて、最も頭の大きい奴が第一流の俳優になる」


(2007_02_17 朝日新聞 天声人語

啄木かるた大会 -盛岡

  • 石川啄木の詩に親しみ、啄木文学への理解を深めようと「啄木かるた大会」が17日、盛岡市玉山区姫神ホールで開かれた。
  • 今大会には函館市の「啄木かるた大会」の優勝チームの生徒が招かれ、岩手の小学生らと啄木という共通項を通じて交流を深めていた。

(2007_02_18 毎日新聞