〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「啄木 賢治の肖像」岩手日報(㉓ 手紙と日記(上))

[スミレ] 「啄木 賢治の肖像」 ㉓ 手紙と日記(上) 小説のような味わい 啄木は生涯に数多くの手紙を書いた。全集に収められているだけでも511通に上る。筑波大名誉教授の平岡敏夫さんは著書「石川啄木の手紙」で「印刷・公刊されたものとはちがって、手紙は…

「歌ふことなき人人…」啄木

◯金曜「楽しむ」光を見に行く 小樽(4)小樽港北防波堤 文化力育んだ繁栄支える 小樽が北海道の経済を牽引(けんいん)していた20世紀前葉。商都の若者たちはどんな青春をおくっていただろう。 例えば早川三代治(みよじ)は、1914(大正3)年に東北帝国大学…

「やはらかに柳あをめる…」石川啄木

忙人寸語<千葉日報 坂東太郎の異称で知られる利根川は、規模、存在感の大きさ同様、生活や風土も変化に富む。時の流れをさかのぼれば、だれにもある心の原風景と出会えそうだ。 「遠く春雨のけぶる河原の中を夢のやうな利根川がながれて居る。はるかに河瀬…

報われない天才詩人 啄木

[ティーツリー] 短歌は日本人にとって怨霊か、幸福か 〜石川啄木と折口信夫の対照的な短歌観 中島丈博の読書日記 報われない天才詩人への愛惜 ドナルド・キーンさんの『石川啄木』は夕刊紙などで読むキーンさん独特の文体とは違って、いやに円滑で明快だと思…

「啄木 賢治の肖像」岩手日報(㉒ 識者に聞く)

[ティーツリー] 「啄木 賢治の肖像」 ㉒ 識者に聞く 国際啄木学会理事・山下多恵子さん 家族と文学 両立苦悩◎啄木は渋民尋常高等小学校(現渋民小)で代用教員を務めた。 一言一句に反応する子どもたちが食いつきたいほどかわいい、持って生まれたいいところ…

「啄木を目に入れても痛くない母」啄木祭

[ウスベニアオイ] 「啄木 友人に恵まれた」渡辺えりさんが講演 盛岡出身の詩人石川啄木をしのぶ啄木祭は4日、盛岡市渋民の姫神ホールで開かれた。全国から啄木愛好家など500人余りが集まった。渡辺さんは「わたしの啄木・賢治・光太郎」と題し講演。啄木と賢…

岩手日報により詩人啄木の誕生と飛躍が可能に

岩手日報創刊140周年記念 別刷り特集◎日報と石川啄木今年は石川啄木の生誕130年、宮沢賢治の生誕120年にあたる。本県のみならず、日本を代表する文学者である2人は、本紙(岩手日報)と関わりが深かった。中学時代から投稿し文学で身を立てようとしていた啄…

明治のソウル・ブラザーズ「啄木と賢治の魅力」 7/1

[ヒメノウゼンカズラ] 啄木学級―文の京講座― 受講者募集!盛岡に生まれ育ち、文京区でその生涯を閉じた、両区市のゆかりの歌人「石川啄木」の、文人としての功績の顕彰と、ひとりの人間としての魅力に触れる講座です。また、本講座を通して、文京区・盛岡市…

< たんたらたらたんたらたらと雨滴が… >石川啄木

[雨上がり] 雨の音 凡語>京都新聞 しとしと、ぽつぽつ、ぱらぱら、ざあざあ…雨の音を表す言葉が日本にはいっぱいある。「雨がぴりぴり降ってきた」。亀岡市では、古老だけかもしれないが、降り始めた小雨をそう表現するそうだ。 石川啄木は歌集「一握の砂」…