[カンヒザクラ]
- 岩手県陸前高田市で津波で流された同県出身の歌人・石川啄木の歌碑を再建立するため、有志が今月13日の啄木没後100年に合わせ、募金活動を始めた。名勝・高田松原にあった歌碑は、1960年のチリ地震と昨年の東日本大震災の津波で2度も流された。関係者たちは「3度立ち上がり、被災者を勇気づけたい」と話している。
- 地盤沈下して海に沈んだ場所に、啄木の歌集「一握の砂」の代表歌「いのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ」を刻んだ御影石の碑が、海に向かって建っていた。
(2012-04-07 毎日新聞)