〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

見るべきは”自分の手”ではなく ”日本の政治” なんだ

アジサイ

明石市長が日本に警鐘「貧しくなり続けている」実質賃金13カ月連続減少報道「石川啄木を思い出す」

  • 4月まで12年間務めた兵庫県明石市長時代の「子育て政策」で全国的な注目を集めた弁護士の泉房穂さん(59)が7日、ツイッターを更新。厚生労働省が発表した4月の「実質賃金」が13カ月連続で減少したとのニュースについて、「私たち国民は、毎月のように”貧しくなり続けている”ということだ」と指摘。歌人石川啄木の有名な短歌を使い、日本の政治を憂えた。
  • 添付したTBSテレビの報道によると、基本給や残業代などを合わせた働く人1人あたりの現金給与は28万5176円と前年同月から1%増えた。しかし、物価の変動を反映した実質賃金は前年同月比で3%減少。厚労省の「賃金は伸びてはいるものの、物価高に追い付いていない」とのコメントも紹介した。
  • 泉さんは「実質賃金が13カ月連続で減少とのニュースに、石川啄木を思い出す。『働けど、働けどなお、我が暮らし、楽にならざり、じっと手を見る』。だが、見るべきは”自分の手”ではなく、”日本の政治”なんだと思う」と私見をつづった。

(2023-06-07 中日スポーツ

 

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