〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

綿世景さんが啄木、金田一秀穂さんが京助、啄木のひ孫も出演!盛岡文士劇 

紅葉

子孫ら紡ぐ、啄木物語 盛岡文士劇 12月3、4日上演

  • 地元作家やアナウンサーらが出演する盛岡文士劇は12月3、4の両日、盛岡市松尾町の盛岡劇場で上演される。6年ぶりの東京公演も見据える今回は、石川啄木を描く物語を啄木らの子孫が演じる注目の舞台。首都圏の著名人らもキャストに名を連ね、意気高く稽古に臨んでいる。
  • 時代物は「一握の砂~啄木という生き方~」。家族を養う重い責任を背負いながらも、情熱を持ってはつらつと生きる啄木をコメディータッチで描く。
  • 道又力さん脚本、劇団わらび座の安達和平さん演出。作家綿世景さんが啄木を主演し、言語学者金田一秀穂さんが、啄木と親友だった祖父京助を演じる。啄木のひ孫の石川真一さん、作家井沢元彦さん、日本文学研究者のロバート・キャンベルさんらも出演する。
  • 秀穂さんは「生前の京助を知るのは私だけ。『これが京助』と言い切ってしまおうと思っている」と一笑。「当時の友情の濃さはすごい。京助は啄木と出会えて幸せだったと思う。それが伝われば良い」と演技に思いを込める。

   盛岡公演は12月3、4日に計3ステージ。チケットは完売した。

(2022-11-26 岩手日報

 

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