水の街、白秋詩歌の母体 親友自刃の悲嘆越え「詩聖」に 柳川編
九州文学ぶらり旅 柳川編
- 「ふるさとの山に向(むか)ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな」。歌人石川啄木は岩手への愛をこう「山」で表現した。
- 啄木と同時代、柳川に生まれた詩人北原白秋にとって、古里とは「水」であり、豊かな「掘割」であったろう。九州各地に案内人を求め文学の名残をたどる「九州文学ぶらり旅」。
- 今回の目的地は、11月2日にちょうど没後80年を迎える白秋の故郷、福岡県柳川市にした。
- 白秋にとり柳川とはどんな存在なのか。秋たけなわの「水の街」で探ってみる。 (鶴丸哲雄)
(2022-10-27 西日本新聞)
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