〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「朝日歌壇」の舞台裏 啄木は初代選者だった

キキョウ

歌壇選考の舞台裏 週に投稿2千通超、選者の見方は?暗黙の了解も

朝日新聞の毎週日曜朝刊に掲載される「朝日歌壇」の選者を務めているのは、馬場あき子さん、佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、永田和宏さんの4人。いずれも歌壇を代表するベテランの歌人だ。

・始まって100年以上になる朝日新聞の短歌投稿欄「朝日歌壇」。日々、どのぐらい投稿が寄せられるのか。入選作品をどのように選んでいるのか。舞台裏を紹介します。


・2週間に1回、朝日新聞東京本社の会議室で選歌会を開き、2週分の入選作品を選ぶ。

・週に2000~2500通の投稿はがきが届き、選者4人がすべての投稿に目を通す。

・朝日歌壇は1910(明治43)年、朝日新聞で校正係を務めていた石川啄木を初代選者に据えて始まった。

 
・掲載される入選歌は選者1人につき週10首ずつ。計40首が日曜日の紙面に並ぶ。選歌中は時に会話も弾むが、どの歌を選んだか、ということはいっさい口にしないのが暗黙の了解事項となっている。

(2022-10-17 朝日新聞

 

【動画】朝日歌壇選考の舞台裏 選者の見方は?暗黙の了解も:朝日新聞デジタル