〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

啄木は新しき明日の社会が来ることを信じた

f:id:takuboku_no_iki:20220415172404j:plain

ホウチャクソウ

啄木の遺徳を偲ぶ

  • 盛岡市渋民の宝徳寺で13日、啄木忌が行われた。啄木記念館の森義真館長は「天才歌人とうたわれた啄木の遺徳を偲び、啄木が人生の半分近くを過ごした宝徳寺で法要を営む」とあいさつ。
  • 啄木祭実行委員会の福田稔委員長は「啄木は明治後半における近代日本の変革期に生きた。日清日露の戦争後、急速に軍国主義に向かう閉塞した時代に、啄木は新しき明日の社会が来ることを信じ、都市生活の孤独や、ふるさとを思う望郷の歌の数々を作りだした」と、精神の継承を唱えた。
  • 盛岡市中村一郎副市長は「本市は啄木記念館と玉山歴史民俗資料館の複合化を進めており、啄木が愛した玉山地域の魅力をたくさんの方々に知ってもらえる施設にしたい」と市の取り組みに触れた。

(2022-04-14 盛岡タイムス)