啄木の心境を書に 佐藤紫雲展始まる/岩手・盛岡市
- 歌人・石川啄木の心境を書を通して表現した作品展が28日盛岡市で始まりました。 この作品展は盛岡市を中心に活動する書家・佐藤紫雲さんが企画したもので、石川啄木の短歌を書で表現した作品31点が展示されています。
- 26年という短い生涯の中で啄木が文学での成功とふるさとへの思いを込めて詠んだ短歌を佐藤さんがアレンジを加えて力強く表現しました。
- 「見よ、今日もかの蒼空に飛行機の高く飛べるを」という短歌は病気と貧困にあえいだ東京での暮らしの中で残したものです。文学で身を立てる夢を遠くにのぞむ飛行機に重ねた作品で、佐藤さんは縦4メートル横3メートルの大きな紙に「東都に遠い夢」と記し、当時の啄木の心境に迫りました。
- 「書作佐藤紫雲展」は、もりおか啄木・賢治青春館で4月10日まで開催。
(2022-01-28 IBC岩手放送)
動画あり *書を見ることができます。
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もりおか啄木・賢治青春館
第93回企画展「書作 佐藤紫雲 展」―失いし者の詩、石川啄木―【1/28~4/10】 | もりおか啄木・賢治青春館