〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の蟲こそすずろなりけれ」啄木

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フジバカマ

石川啄木記念館 講座・ワークショップ詳細

活動報告① 啄木と鉄道との縁・その1(2021.12.1.投稿)

啄木と鉄道と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。多くの方は、啄木の短歌作品を思い浮かべるかもしれません。こんな歌はご存知でしょうか。

 霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の蟲こそすずろなりけれ (歌集『一握の砂』所収歌)

これは、啄木の故郷の最寄り駅・好摩を詠った作品です。

日本で初めての私鉄・日本鉄道株式会社により、明治23(1890)年に上野から盛岡まで開業します。そしてついに翌24年(1891)、啄木満5歳の時、故郷渋民村も経て盛岡から青森まで開業しました。

実は、啄木はこれ以降鉄道がない場所には住んだことがありません。ここから始まる啄木と鉄道との縁はまだまだ続きます…。
(2021-12-01 石川啄木記念館)

 

活動報告① 啄木と鉄道との縁・その1(2021.12.1.投稿)- 石川啄木記念館