下町の"狭隘"バス新路線 文京区「本郷・湯島ルート」運行開始 文豪が愛した坂は一方通行
東京都文京区のコミュニティバス「B-ぐる」が、2021年9月30日から新路線「本郷・湯島ルート」の運行を開始しました。
- 「千駄木・駒込ルート」「目白台・小日向ルート」に続き3路線目。春日一丁目(東京メトロ後楽園駅、都営地下鉄春日駅)を起終点に、JR御茶ノ水駅、東京メトロ新御茶ノ水駅、湯島駅、上野広小路駅などを経由します。
- 本ルートの中でも特に下町情緒あふれるのが、本郷三丁目駅から春日駅北東側へ斜めに伸びる「菊坂」です。この周辺には明治から大正にかけて、名だたる文豪が居を構えていました。樋口一葉は18歳から菊坂に住み、小説家への夢を志したといい、宮沢賢治が24歳の時に岩手県の実家を飛び出して東京に来たあと、印刷所で働きながら1年弱住んだのが菊坂と言われています。
- また、歌人の石川啄木も22歳の時にこの地に滞在。有名な「たはむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず」の歌もこの頃に生まれています。
(2021-10-08 乗りものニュース)
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