〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

〈 かの旅の 夜汽車の窓に おもひたる… 〉企画展「啄木と鉄道」石川啄木記念館

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マユミ

NHK 岩手 NEWS WEB

石川啄木と鉄道とのつながりを紹介する企画展 盛岡市

  • 明治時代の歌人石川啄木とこの時代に開通した鉄道とのつながりを紹介する企画展が盛岡市で開かれています。石川啄木記念館で開かれている企画展には、歌集やパネルなどおよそ50点が展示されています。
  • このうち、代表的な歌集「一握の砂」に収められた「かの旅の 夜汽車の窓に おもひたる 我がゆくすゑの かなしかりしかな」という短歌は、明治40年に函館で大火災にあって職場を失い、失意の中汽車で札幌に向かった際の心情を詠んだものです。
  • また、啄木が5歳の頃に開業した、今の好摩駅の風景を詠んだ短歌では「霧ふかき 好摩の原の 停車場の 朝の蟲(むし)こそ すずろなりけれ」と、朝もやの中、駅舎に響く虫の声に心惹かれた思い出がうたわれています。
  • 企画展は来年1月23日まで開かれ、今月24日には学芸員による講演会も行われます。

(2021-10-07 NHK 岩手 NEWS WEB)

 

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