〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<15>青森県八戸市 22

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キンミズヒキ

いまだから

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<15>青森県八戸市 22

22 青森県八戸市 JR八戸駅前 啄木碑

JR八戸駅東口から100mほどのところにある黒沢酒店前に、石川啄木碑がある。啄木は1904年(明治37)上京に先立って資金調達のため北海道へ行く途中、尻内駅前旅館に投宿した。「尻内」駅は、1971年(昭和46)「八戸」駅に改称された。2003年、東北新幹線青森県まで伸び、新幹線「八戸駅」が開業した際に、駅前商店会が啄木碑を設置した。

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ビューでは歩道の端にあるダルマのような石が啄木碑。ビューを回転すると、八戸駅の駅舎が見える。

ビューには映っていないが、碑面には以下のように書いてある。「上京に先立ちてしばらく蝦夷が嶋辺の北海の月に泣かんとし、生は今日午後草庵をいでて鉄車一駆今宵はここ尻内の旅やかたに北遊第一夜の夢を結ばむとす。明日は津軽海峡をこえて後志が国に入らむ。/起き出づれバ、暁近く庭面せの猶月色を浴びて氷れるが如きにつくづくひとり、旅の哀れを感じつつ、朝餉もそこそこにすまし、四時四十分尻内を発しぬ。/明治三十七年九月二十八日/尻内前旅館投宿 石川啄木」(前田儀作宛 書簡)

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