《 いまだから 》
♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<7>東京都文京区 10
啄木は、1909年(明治42)3月1日から東京朝日新聞社の校正係として勤め始めた。入社時の給与は月額25円と夜勤手当が一夜1円。朝日歌壇の選者に抜擢され、選者手当もついた。最晩年には病気で欠勤していたにもかかわらず、社からは給料の全額が支払われた。上京後の生活では最も恵まれた時代といえる。
ストリートビューは、ROLEXや LOUIS VUITTONなどが並ぶ並木通り。黒ワゴン車の後部に近接して啄木歌碑が見える。碑面には「京橋の瀧山町の 新聞社 灯ともる頃のいそがしさかな」の歌と啄木の顔のレリーフ。碑陰には啄木鳥の像がとりつけられている。ちょうど啄木鳥像も見えている。ストリートビューの撮影日は2021年3月。
・参考
「啄木と文の京(みやこ) 本郷・小石川で生きぬいた東京時代」石川啄木記念館第12回企画展パンフ