〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<3>東京都文京区 5・6

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ノバラ

《 いまだから 》

♬ mapで楽しむ「啄木の足跡めぐり」<3>東京都文京区 5・6

5 喜之床跡

1909年(明治42)春、朝日新聞社に校正係の職を得て生活が安定。函館から妻子と母を呼び寄せ本郷区弓町の理髪店2階で約2年間暮らした。ここで生まれた短歌は『一握の砂』と『悲しき玩具』に収録。

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ストリートビューでは、アライ理髪店が2020年2月に営業しているのがわかる。店前の自転車後部にあるカゴの上に、「啄木ゆかりの喜之床旧跡」(文京区教育委員会)説明板が見える。

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6 石川啄木終焉の地(歌碑・啄木顕彰室)

1911年(明治44)2月、啄木は慢性腹膜炎で帝大病院に入院。退院後は自宅で療養生活を送ったが、発熱と生活の不安に苛まれ、体調は悪化の一途をたどる。8月、久堅町の借家へ移り、翌年4月13日に死去した。
2015年(平成27)、この地に新しくできた老人福祉施設の一角に歌碑が建ち、直筆原稿(レプリカ)や写真などを展示する顕彰室も開設。

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ストリートビューでは、正面が石川啄木顕彰室、右にある三角の形の歌碑には『悲しき玩具』冒頭の2首が刻まれている。

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・参考・引用
「文の京 お散歩ブック 石川啄木 〜愛に支えられた生涯〜」
 監修 明治大学教授 池田功
 発行 文京区観光協会 2015年