石川啄木が友人の援助で発行し、わずか1号で廃刊の文芸誌も…代表作や書簡展示
- 盛岡市出身の歌人・石川啄木(1886〜1912年)の足跡をたどる企画展「啄木資料展」が、同市の岩手県立図書館4階展示コーナーで開かれている。啄木が抱いた世界観について、代表作や書簡を通して紹介している。
- 企画展の会場には、啄木が19歳で刊行したデビュー作の詩集「あこがれ」や、その後創作した歌集「一握の砂」を始め、県立図書館が所蔵する代表作の初版本などを展示。一家の生活を背負い、友人の援助を得て発行したものの、わずか1号で廃刊となった文芸誌「小天地」も公開している。啄木直筆の書簡もある。
- 同館企画広報課の深沢豊さんは「作品を通じて、わずか26歳で生涯を閉じた啄木の世界観や生き方を感じ取ってもらえたらうれしい」と話している。
* 来年1月17日まで。
(2020-12-05 読売新聞)
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